歴史と現代が響き合う光明寺 ―格式と開放感の調和

東京タワーの麓に佇む、古き伝統を今に伝える梅上山 光明寺。境内に一歩足を踏み入れると時が緩やかに凛とした風が流れ、まるでパワースポットに訪れたかのような不思議な静謐さに包まれます。本堂の扉に掲げられた「下がり藤」紋は、御由緒を物語るとともに、人気アニメ作品を思わせる意外な親近感♪ そうそう、ここは現代の都会の真ん中、そして今日は2025年8月24日、猛暑日です。

伝統と新しさが調和した特別な空間として多くの人々を惹きつけているこの素敵な場所が、今日の「一盌からのピースフルネス」です。
先ずは緑豊かで開放的なオープンテラスを堪能し本堂に参拝します。ご案内くださった僧侶の木原さん、『おもてなしお寺スイーツ12か月』の著者でもあり、手作りのお菓子でおもてなしの伝承と傾聴活動を続けられています。光明寺で過ごす時間を通じて、古来よりお寺が人々の心を潤すオアシス的役割を担ってきたこと、そしてこれからも大切な伝統であってほしいと感じました。

Peacefulness through a
Bowl of Tea

一盌からピースフルネスを -- 裏千家十五代家元鵬雲斎が生涯続けられた平和を訴える活動のスローガンです🍃 心に刻み大切にしています。
抹茶をいただく時にお茶碗を軽く回して正面を除ける所作は、謙虚さの表れと教わりました。場全体と調和し “和”を保つ振る舞い -- その感性で行動すれば、争いの火種が大きくなることはないでしょう。茶道の基本精神「和敬清寂」、日本的な美徳は常に生活の中に生きています。

本日、都心の最高気温は37.3℃ とのこと💦 氷と冷水を最寄りのコンビニで調達。神谷町駅のほぼ目の前とはいえ、負担は最小限に抑えたい!電車移動時の道具組みの優先順位は総重量という事で失礼します。
暑い日の一服目は冷茶仕立て一択🧊で準備した「茶箱 和敬点前」。鉄瓶代わりに使用するガラス瓶に氷を浮かばせて見た目にも涼やかに。
季節の主菓子と抹茶を一服することも楽しいですが、自分で点てたお茶を誰かに飲んで頂くこともまた一興。夏の夕暮れ、二服目からはお湯に切換えて温度ごとの違いも味わいます。お点前の所作の中から一区間を覚えて、互いにお茶を点て合うという素敵な時間✨ 初めてのお点前とは思えない美しい所作を体得してくださった皆様に感謝です。


山門をくぐった瞬間、都会のざわめきが遠のき、静かな時間が流れる光明寺でのミニ茶会♡本堂前「神谷町オープンテラス」での予定を変更し室内となりましたが、野点での一服もさぞ爽やかだったかと、後ろ髪引かれつつ🙏

「公式サイトはこちら 🌐」 浄土真宗本願寺派 梅上山 光明寺

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