走る茶室・路庵(RO-AN)では薄茶と濃茶を点てています
薄茶はみんなで気軽に楽しむ、さらっとした抹茶。泡立てて点てるので表面にふわっとした泡が立ち、色もやや明るめ。
濃茶は特別なときに静かに味わう濃い抹茶。泡立てず、とろりとした質感で深い緑色をしています。
同じ抹茶でも、点て方と楽しみ方が違うんです。
✅カフェイン×テアニンのバランスで、集中力とリラックスを同時に
✅豊富な抗酸化作用(カテキン)で、美容と健康をサポート
✅ビタミン・ミネラルたっぷり!凝縮された栄養を一気にいただく
「茶道は難しそう」「特別な道具がないとできない」「作法を知らないと楽しめない」ーいえいえそんなことはありません、誰でも気楽にお茶を楽しめます♪
薄茶を一服、点ててみる♪
これだけは揃えておきたい3つ道具☝
①茶筅(ちゃせん)…お湯と抹茶を混ぜる道具
→ 茶筅は消耗品。ちょうど良い代用品はないので、要購入。
②茶杓(ちゃしゃく)…抹茶をすくう道具
→ 先ずは、ティースプーンで代用OK♪
③茶椀…抹茶を飲むための器
→ ごはん茶碗でもいいかな?代用可♪

知足 chi-soku
見極め。今あるものをどう活かすかを考える
☝茶道具を集めたくなったら、千家十職という職家の仕事を知ってから
「道具が必要!」と感じたら、まずひと呼吸☝ これは物欲?
今なぜ必要かを再考。キッチンを見渡せば形の似たものありませんか?
茶杓は竹を割って自分で作ることもできます♪

薄茶(うすちゃ)の点て方 - お気軽編
一人分で使用する抹茶の量は約1.7gです。70cc程度のお湯を使用します
濃茶(こいちゃ)で使用する抹茶の量が一匁(いちもんめ)。薄茶はその半分程度です。
一匁=約3.75g
1.茶碗を温める
沸騰したお湯を茶碗に半分程度入れて数秒間、茶碗が温まるのを待つ。湯を捨て布巾などで拭く。
2.抹茶を茶碗に入れる
茶杓で2杯分、ティースプーンだと(大きさによりますが)軽く1杯程度でしょうか。
3.お湯を茶碗に入れる
70cc程のお湯を静かに茶碗に注ぎます。1.で沸騰を止めておけば、少し時間が経過し温度が下降しているのでちょうど良いかも!
4.茶筅で点てる
茶筅は節より下の部分を持ち、空いている方の手で軽く茶碗を押さえます。
茶筅の穂先を茶碗に入れ、始めは底にある抹茶を馴染ませるように前後に(縦移動)やさしく振りながら混ぜます。
泡立つ様に徐々にスピードを上げて大胆に茶筅を振りましょう。
表面が小さな泡で覆われてきたら、最後は茶碗の中で茶筅を大きく「の」の字。
中央でスッと茶筅を引き上げると、真ん中こんもり美味しい薄茶の出来上がり♪
薄茶三年、濃茶十年
お客様にお出しできるようになるまでこれくらいは稽古してねといわれる期間。
飲むことよりも一連の所作に重きを置いた話です。幾度もお茶を点てていると心と身体の動きが流れるように自然に整う、心地良い瞬間が訪れます。
日常にお茶を飲んでリラックスするのに慣れてきたら、そんな境地も目指してみてください。